かき氷

すずしげになびく布には、氷と赤い文字がはっきりと目立つ。
ひどいノドの渇きは、中学時の剣道練習を思い出す。
カンカン照りの汗だくが持つハンドルは、たまらず、方向転換した。
「いちごミルクってありますか?」
出てきたイチゴミルクは、ふんわりとしたかき氷を赤白に染めていた。
たまらず、かき氷をかきこむ。
かき氷を1分以内で食べる技は、私だけかも。
グラスに入った氷みずをいっきにのみほす。
トラックに戻ると、お店の旦那さんが窓からこちらをのぞき込んでいた。

アヅい、アツすぎる。
そして、忙しすぎる。
体が足りない。
しかし、もう悩むことはしない。
時は、なにも教えてくれないけれど
必ずいつかは、解決してくれる。
今できることを一生懸命に取り組むのみ。

あしたもがんばろうと思う。

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