大雪被害

今朝は、車の救出から始まった。

ご依頼内容は、「数日後に駐車場の排雪が行われる予定なので、急遽、車を出さなければならなくなった」という。

そういえば、数日前に屋根の雪下ろしのお見積りに行った際、ご近所で出会った方が駐車場で立ち往生していた。

「どうしたのですか?」

「車が埋まってしまって出せないのです。」

「あぁ~、結構埋まってますね。ずーと出してなかったんですか?」

「そうなんです。春まで出さないつもりなので、別にこのままでも良いのですけどね」

「そうなんですね、何か困った時は、ここにご連絡下さい」

と名刺をお渡ししたのであった。

 

現場に到着する前に、トラックが立ち往生していて、前に進めない。

「どうしたのですか?」

「トラックが埋まってしまって」

まずは、トラック救出、ここでも、大変感謝された。

 

現場に到着し、作業開始から3分。

今度は、乗ってきたタイヤショベルが埋まってしまった。

しかも、隣の住宅すれすれに傾いて。

降りて、後ろから見ると、隣の壁に15センチの隙間しかない。

大変まずい状況だ。

ここは、冷静になろうと心に言い聞かす。

考えろ!状態をよく観察しよう。

右に傾き、左の前と後輪が浮いている。

よく見ると左の後輪の方の浮きが少なく、雪に接触している。

よーし、イチかバチか、左後輪のまわりの雪を除去して傾きが治るかも。

一生懸命にスコップで掘る。

掘ること15分、タイヤがドスと音を立てて左に傾きが戻った。

そこからも苦労したが、振り子の原理を応用して、なんとか脱出できた。

「どうなるかと思いました」とお客様。

自分でもよくできたなと思っている。

心臓は、ドキドキしていたが

「まぁ、任せてください、大丈夫ですよ。」

ご依頼者の車までの脱出道を作り、掘り起しなどの格闘からけん引作業は、約1時間半。

やっと、任務完了。

お支払いの際には、お客様の一言が印象的だった。

「本当に良かったです。追加料金もかかるかと覚悟してました。」

「大丈夫ですよ、お約束の16500円だけで結構です」

心の中では、あやうく、それ以上の大出費になるところだったとホッとしていた。

 

本日は、18時から排雪作業がある。

4tトラックで10回ぐらいになるのだろう。

夜の10時は、楽に過ぎると思うが、がんばろうと思う。

 

明日も、今できる事を一生懸命にがんばるのみ。

 

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太田 竜生